2026年2月1日

高森田楽が教えてくれる“土地のエネルギー”

高千穂の旅で味わった「高森田楽」は、単なる郷土料理ではなく、土地のエネルギーそのものをいただくような体験だった。炭火を囲み、山女魚、豆腐、茄子、里芋などを串に刺してじっくり焼き上げる素朴な料理だが、素材の香りが立ち上るたびに、この土地が育んできた自然の息吹がそのまま伝わってくる。火を囲んで食を共にする時間は、参加者同士の心をゆるめ、旅の流れの中で生まれた“場”をさらに深めてくれた。

高森田楽は、派手さはないが、身体が喜ぶ味わいがある。山の恵みをそのまま受け取るような感覚は、まさに「自然と人が調和して生きる」という時空研の理念とも響き合う。旅の中で訪れる土地の食文化は、その地域の歴史や意識の積み重ねを映し出す鏡でもある。高森田楽を味わう時間は、私たち自身の感覚を静かに整え、自然とつながる感覚を思い出させてくれる貴重なひとときだった。
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