今回の私の話題は幹細胞を取り上げようと思っています。今、再生医療でも大注目で話題の幹細胞ですが、研究が進むにつれて新しいことが分かってきています。ノーベル賞のips細胞の発見は、皮膚繊維の細胞を遺伝子操作することでどの細胞にもなれる万能細胞の発見でした。また幹細胞の分化によって出来た細胞から、今度は逆に幹細胞に戻ることが出来るということも分かってきたそうです。
こんな不思議な幹細胞、かつて千島森下学説として「赤血球からすべての体細胞が分化してくる」「血液は腸でつくられる」という理論がありました。またフランスのガストンネサンは、ソマチッドを発見しDNAの前駆物質だという理論がありました。現代の生物学は、生物の曖昧さみたいなものを認めず機械論的な学問に終始してしまって、唯物論的人間観に陥ってしまっています。もちろん千島森下学説もソマチッド理論も非科学的で認められないとなってしまいますね。
しかし、幹細胞の研究によって機械論的生物学も新しい時代に変わりつつあるそうです。物理学では、理論物理学でパラレルワールドの可能性が示唆され、量子論では量子は粒子としても波としても存在するという理論に変わってきました。これから新しい時代へ向け、医療・薬学の分野も変わりつつあるということをセミナーの内容を通して感じてもらえたらと思っています。
幹細胞の話題と千島森下学説も解説しながらソマチッド、高次元の話題へとお話を進めていき、体の気血水のバランスを問う東洋医学、体の調子を整える食事療法、代謝物が精神にも影響する腸内細菌、等々これまでセミナーでお話してきた内容と並ぶ幹細胞の可能性に迫りたいと思います!
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