科(とが)とは、人から責められたり非難されたりするような行為。あやまち。しくじり。 例えば、「失敗は彼の科ではない」というように使われます。また、非難されるような欠点。 例えば、万葉集の一節に「筑波嶺にそがひに見ゆる葦穂山悪しかる科もさね見えなくに」というように使われます。
科学という語源ができたのは、江戸時代、西洋からの学問が入ってきたころだそうです。当時、オランダ語、ドイツ語、英語など音を中心として伝わってきた学問を日本語に置き換えるという作業がされ、それが今の日本語での学問体系に繋がっているそうです。たとえば、19世紀前半入ってきた言葉で、オランダ語のChemieにちなんで「舎密(せいみ)」と音訳したが、一方で医学においては日本人にわかる「細胞」の漢字翻訳語をつくっている。漢字を見れば一目意味が分かるということです。
科学は、非難される学問ということです。どうしてそういう漢字が当てはめられたか、不思議に感じます。
私見では、科学は日本語の音の響き、つまり言霊を有していない学問ということを暗に意味しているということです。江戸の先人たちは、その科(とが)欠点を訂正しようとして必死に漢字翻訳語を作っていったんですね。そんな日本語の音を大切にしていきたいですね。
結局、言の葉の波動ということです。どういう言葉を使うのか・・
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