2024年4月5日

糖質中毒
 炭水化物は糖質の塊です。たとえ玄米でも精白した白米より玄米の方が食物繊維は多いものの、それでも100gあたり3gしか含まれていません。対して糖質は、74.3g、うどんは一霊に57gの糖質を含んでいます。角砂糖にして14個をなめるのと同じです。健康に良さそうな玄米でもほぼ糖質の塊です。

 食品メーカーがいかにしてまた食べたいと望む商品をつくるか、行き着いたのが「至福点」です。人は血糖値が上がると一瞬スカッとしたいい気持ちになります。この至福点を覚えた脳は、「また気持ちよくなりたい」と繰り返し求めます。
 食品メーカーは、どの程度の糖質を混ぜればその点にいたるか計算して商品をつくっています。タバコやアルコールの依存症なら注意を向けるでしょう。糖質中毒の恐ろしいところは、普通に自分が美味しい、欲するものを食べていたら重度の中毒になってしまっているのです。糖質が多い体質が、糖尿病など生活習慣病のもとになります。
 仕事で頭が疲れたら「糖分を補給しないと頭が働かない」と甘いものをついつい摂ってしまいますが、それも神話です。実際は、甘いものを口にしても頭がよく働くことはありません。
ジュースやコーヒーなど液体状の糖質は、最も危険な中毒飲料です。胃で消化せず小腸ですぐ吸収されブドウ糖が血液中に溢れ幸福感を演出します。

 余剰な糖質は脂肪に蓄えられます。私たちはどれくらいの脂肪を溜め込んでいるのでしょうか。体重70キロの男性だと約14キロの白色脂肪細胞を有しています。14キロの脂肪はなんと80日分のエネルギー量に相当します。つまり80日糖質を摂取しなくても良いエネルギー量を身にまとい生活しているのです。
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