2024年4月4日

神の図形 正多面体
 この三次元世界に存在する立体の図形はあまたありますが、正多面体(辺の長さと内角が全て同一の立体)は5つしかないそうです。
 すなわち正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体の5つです。
 古代ギリシャの哲学者のプラトンもそのことに言及しています。
 古代ギリシャの哲学者たちの基本的な問いは、万物をそうあらしめている普遍の原理(アルケー)は何かということでした。タレスは、万物は水から生じ水に戻ると万物の根源は水であるということを説きました。またアナクシメネスという人は、万物の根源は空気であるといい、ヘラクレイトスは火をアルケーだと考えました。さらにエンペドグレスは、土、空気、水、火という4種類の根源物質を説きました。そして、プラトンは5つの正多面体で自然界の万物が構成されていると主張しました。この説により、5つの正多面体はプラトン立体とも呼ばれるようになったそうです。
 このプラトンの説は荒唐無稽のような話しですが、まんざらでもない事象があるようです。
 16世紀、天動説と地動説を争っていたような時代に、ケプラーという学者が宇宙コップ理論という理論を発明しました。太陽から土星までの各惑星の軌道の距離を計算した理論ですが、その数値は実際の数字に近いものでした。
 この計算に正多面体が使われます。たとえば、地球の軌道を基準とし、正十二面体を外接させる(正十二面体の内側に地球の軌道が接するように置く)と火星の軌道になります。火星の軌道に正四面体を外接させると木星の軌道になります。・・・‥と5つの正多面体を使って計算したのです。
 なんとも不思議な符合と考えられます。正多面体には、不思議なエネルギーが宿っていそうです。
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