神社それぞれに御祭神がいらっしゃって、それぞれのご神徳がありますね。導きの神様なら猿田彦大神、邇邇芸命の天孫降臨を導いたことで導きの神様になっています。成功して神様になっている神様もいれば、挫折によって神様になっている人間くさい神様もいらっしゃいます。例えば長野の諏訪大社、武田信玄や徳川家康が軍神として大切にされた神社です。タケミナカタノカミが祭られていますが、もともと出雲の大国主命の国譲りの時、タケミカヅチの神に両腕を引きちぎられ投げ飛ばされてしまいます。それで出雲から長野まで移動して神社になっていますね。「私はこんな苦労をした。だから他の人に苦労させたくない」そんな願いがご神徳になっています。
神様って何なのでしょうか?祈りの集合体と考えると理解しやすいかもしれません。
長年人々の祈りが捧げられその思念の蓄積が、神様をそういう存在のエネルギーとして創り上げてきたということです。
ですので、祈るときはそのご神徳にただ感謝すれば良いのです。そのことが神様という祈りの集合体を肯定し味方になってもらうことになるのです。
人間でも何かしてあげようとしているときに、あえて向こうからお願いされると躊躇してしまいますね。ありがとうございます、と素直に受け取らせていただくことです。
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