「自分が変わらなくちゃ」と人に振り回されてしまう人は、「自分が悪い」「自分が劣っている」と自分のことを低くとらえがちです。一般的にヒトは「私は平均より上」というふうに思っているので、いつも劣等感を抱くわけではありません。
一方振り回されるタイプの人は「私は平均より上」という感覚が根付いていないために、基本的に劣等感が強く、価値判断を人や状況にゆだねてしまうので、あるときは、「自分は天才!」、あるときは「自分は無能なのでは?」と思ってしまいます。
しかし実は、人に接した時に「自分はダメだ!」と思ってしまうのは、自分の能力が劣っているからではありません。
ダメな自分と思ってしまうのは、脳のネットワークで伝わってきた周囲の感覚を自分の感覚としてしまうただの幻想で本来の自分ではないのです。だからダメな自分をかえなければと努力する必要はないのです。その劣等感から抜け出そうと葛藤すればするほど、幻想の深みにはまってしまうのです。
そのまま、ありのままの自分を肯定できることが最初のスタートです。
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