この世は唯心所現、心にあるものが現象化してくるということなので、自らの外界に顕れる困難、問題、不如意、それら一切のものは、外にある何らかの力ではなく、実は自己の意識の昏迷の程度が外境に反映しているということです。自己の奥の本質生命体は無限の叡智の存在であるにもかかわらず、自らその叡智の光を晦ますための帳、又は閉遮幕をして、われわれを晦ましているかのように外境に暗黒を見せているだけであります。
それ故に私たちは外境の暗黒と闘うための身構えをする必要はないのです。心の向きを換えて自らの本質生命体に光を求めるようにノイズ浄化し、こちらから内在の光に話しかければよいのです。内在の光は常に私たちに静かな心で囁いているものです。聴く耳を閉ざしているのは、私たちのエゴなのです。
Language
SNS