2019年2月9日

アメリカと中国
高島 康司氏
フーチ 80%
2019年になった。アメリカ国内の分裂、ヨーロッパ各国で拡大するナショナリズムと極右運動、シリアとウクライナを巡るロシアと欧米の対立、同盟国さえ敵視するトランプ政権の保護主義など、戦後長く維持されてきた世界秩序が流動化し、深刻な
危機の発生を予感させる出来事が相次いでいる。2019年は平坦な年には決してならないことを予感させる。
トランプ政権の保護主義の本当の理由
トランプ政権は、特に中国に対して保護主義的な政策を適用する理由を、自由貿易に基づくグローバリゼーションではアメリカの貿易赤字が大きく不均衡な経済関係を強いられているので、国益を守るためにこれを是正する必要があるからだとしている。保護貿易へのシフトは、あくまで「アメリカ・ファースト」の政策の一環だということだ。
しかしこれは、外部への説明用に作られたお題目にしかすぎない。保護主義の本当の目的はこれとは別のところにある。真の目的は、国防産業を再構築してアメリカの軍事的覇権を強化し、アメリカの安全保障を確保することにある。




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